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プロマネブログ

とあるSIerでプロマネやっているオッサンです。主にシステム開発ネタや仕事ネタ、気になった三面記事ネタの解説なんかしてたりします。

日本の高スキル移民の現状と日本人がグローバルで生きていくに必要なこと

来やしないって、本当に日本が求めている高スキルの移民なんて 人材にも国際競争というものがある事実を、忘れてない? - Market Hack

 

来やしないって、本当に日本が求めている高スキルの移民なんて 人材にも国際競争というものがある事実を、忘れてない?

 

 

これらのはてブコメント欄を見ていて気になりましたが。。。

 

結構な人が

  • 日本には高技能移民は来ない
  • 移民に門戸を開くべきだ
  • 日本は安い労働力が欲しいだけ

みたいな論調でコメントしてます。

 

現在の高スキル移民の現状をちょっと解説しましょうか。

 

・・・

 

 

スキームとしては以下の様な形で高スキル技術者(大体日本人の中堅大学卒以上の学力を持った技術者)は日本に来てます

 

  1. 日本企業への就職
  2. 日本企業の海外支社に就職後、日本本社への出向
  3. 日本の外資法人に就職
  4. 外資法人に現地で就職してから同グループの日本法人に転籍

 

一番人数が多いのは4ですが、1、2のパターンで就職した人は北京大学清華大学卒など各国のトップエリートが就職する場合が多いです。

 

これらの高スキル技術者は、私の知っている限りIT技術者を中心に広がっています。

 

IT業界では、特にITゼネコンと呼ばれる大手ベンダを中心に

オフシェア開発が普及してます。

このオフシェア開発はもとは中国やベトナムなどの現地の開発者を使って開発を行っていたのですが、彼らがより日本とのビジネスを深めるため日本法人を作り、そこを橋頭堡として高スキル技術者が在日してます。

 

これらの高スキル移民ですが、大体5年ぐらい前から活性化してます。

今では、日本人技術者より多くの人が日本のプロジェクトで働いているのも当たり前ってかんじです。

 

つまり、ビジネス需要があれば高スキル移民の受け入れなんて、すでに当然のように行われているわけです。

 当たり前ですね。儲りゃいいんですから。

 

・・・・

 

さて、これらの高スキル移民ですが、IT業界に所属する人ではもう当然のことでした。

なので、高スキル移民を増やす、ということは「高スキル技術者が適応できる技術領域を拡大する」という理解でした。

 

つまり、IT業界以外の業界についても、高スキル移民が来れるようにしよう、という意味で受け取ってました。

 

でも、はてブコメント欄を見ると、そもそも高スキル移民は日本に存在してないという認識がほとんどです。

 

多分、これが日本の普通の人の認識なのかなと思います。

 

・・・・・

 

でも、これってちょっとまずいと思います。

 

なぜ日本のエンジニアは地位が低いのか?その傾向と対策 - paiza開発日誌

 

上記の記事では、日本人エンジニアの地位が低下したのをITゼネコンの所為にしてますが、はっきり言って違います。

彼らの地位が高スキル移民に奪われただけなんですよ。

彼らは彼らで対応策を練っている模様ですが。。。その対応策は高スキル移民の保つ技術領域とばっちり競合しています。

なのでますます辛い競争が待ち受けることになるだろうと思われます。

 

少なくとも、IT業界に高スキル移民が来ているって認識すれば、また別の戦い方ができるのではないかと思います。

ところが、高スキル移民の存在を知らないために適切な対応ができてません。

 

・・・・・・

 

高スキル移民は確実に日本に増えつつあります。

で、新卒や既存のIT技術者の労働パイを確実に食べちゃっているんですよ。

 

日本人本人が知らない間にガブっと脚を半分くらい噛まれている状態です。

 

多分、私が高スキル移民を雇う側の人間だから気づけてますが、

競合している人間は気づけないのかな、と思います。

※だって、契約解除したら後釜で誰と契約したとかわからないだろうしね

 

・・・・・・・

 

今、日本人に必要なのは移民に門戸を開くとかどうかではないと思います。

もうすでに移民がビジネスシーンで活用されていることをきちんと認識し、

その中でどうやってビジネスの世界を生きていくのか、きちんと戦略を

立てていくことだと思います。

 

新卒就職率がなかなか向上しない?当たり前です。

すでにビジネスの世界では高スキル移民が来ているのに同じ土俵で戦って

そうそう勝てるわけはないじゃないですか。

 

であれば、日本人として本当に付加価値が出せることはなんだろうか、

日本人としての強みはなんだろうか、きちんと考える事こそ、

今日本人に求められていることだと思います。

 

 

 

以上

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