靖国参拝による現在の中国人の様子と仕事上の今後の予測
てっきり今年は参拝を断念してたと思ってただけに正直驚き。ここまで慎重姿勢だったわけだし、なにも考え無しじゃないと思うけど。。。どんな思惑があったかは気になるなあ
まだ仕事納めにならず、来週の出勤に憂鬱としている今日このごろですが、年末にかなり大きな爆弾が飛んできましたね。。。
中国人と一緒に仕事しているオッサンとしては、このようなニュースが飛んできた場合の現状把握と今後の予測を行うようにしてます。（外交観点ではなくビジネス現場観点）
現状の在日、在中中国人の様子
- とりあえず浮足立ってない様子。まあ、年末仕事が忙しいしね。
- 在中中国人は年末年始も仕事（旧正月が彼らの年末なので）。なので、あまりお休みムードではない。
- 在日中国人は年末年始は休み。なので、休暇モード入り。
てなわけで、まあ、この手のトラブルは毎度のことなので、オッサンの周囲では落ち着いたもんです。
今後の予測
今後ですが。。。過去の事例を察するに、
みたいな感じで動くかなって思います。
１の時点では仕事への影響は軽微です。普段通りの仕事となります。
中国、尖閣で暴走の恐れ 安倍首相の靖国参拝で挑発エスカレートの危険性 (2/2ページ) - 政治・社会 - ZAKZAK
ZAKZAKでも報道されてますが、尖閣諸島あたりで小競り合いが起きたりするのはまあ、既定路線かなって想定してます。
この程度であれば仕事への影響は殆どなし。しかし、「出張したくないな～」みたいな心理的な抑圧がかかります。親日感情の比較的高いと言われている旧満州方面でも、何かと気を使うようになるので。
北京や上海の様な大都市であれば、日本人でも人混みに紛れ込んで生活できます。感覚としては、東京で暮らす中国人になるみたいなイメージです。親日感情が薄いので嫌がらせされるなんて声もありますが、大体の場合は無関心かな。
オッサンはこのぐらいならば出張へ行きます。
２の時点では、明確に出張制限みたいな形で仕事の抑止となります。
反日デモが開催されると、不要不急の案件では出張は取り止めになったりします。
必要な案件でも、出張を取りやめることもあり、場合によっては仕事へのダメージを受けることとなります。
この段階となると、オッサンも中国出張は取りやめます。身の危険を感じるので。
向こうのパートナー社員は、高学歴な人材が多く、ビジネスマインドを持っている人ばかりなので、反日デモが起きようとも仕事の実施上問題はないのですが、いかんせん出張中の普段の生活がままなりませんので。
３の時点では、在日中国人が最悪引き上げ、になることが懸念されます。
家族持ちの年配層ならばそんなことはないのですが、若手独身（特に女性）だったりすると国元の親が「心配だから帰って来い」なんて言ってくるんですね。
中国の一人っ子政策の結果、小皇帝みたいな呼び方をされて大事に育てられた２０代前後の中国人社員がおります。こういったパートナー社員は、例えば東日本大震災の時の福島第一原発事故が起きた時、一時的にでも中国へ引き上げたりすることがあります。
なので、都内で激しいデモが長期間にわたって開催された場合、メンバーの一部が引き上げてしまい仕事へダメージを受ける可能性があります。
ここまで来ると、オッサンはプロジェクトの運営方法を再検討しなければならないですね。。。
３以降の措置は。。。ないとは信じたいですけど、 ヘタしたら仕事停止ですね。
とまあ、このままエスカレートすると禄な事にはならないと予想してます。
まとめ
現状では安部首相の靖国参拝が仕事へ影響を与えてない状態です。
ただ、日中世論で論争がエスカレート、感情が増幅して行くと仕事への少なからずの影響を与えることは確実かなって思われます。
さすがに中国人が引き上げるような事態までエスカレートすることは、ほぼないとは考えているものの、出張自粛ぐらいなら予想の範疇として計画をたてる必要がありますね。
人の往来が出来ない場合でも仕事が回るよう、案件の整理をしないと。
やれやれ、この年末の忙しい時にまた仕事が増えてしまったよ。。。
靖国参拝するにせよ、もうちょっと暇な時期に参拝してくれればなあ。
以上
