交通事故の和解交渉で保険が使えなかった。。。
続報で、とりあえず事故後の対応が全て解決したので記録のため。
事故の状況
先月の事故の状況を再掲。
上図青がこちら側。赤が相手側となります。
片側3車線道路の左車線を走っており、前方の信号が赤になったので、前方車両後ろにつけようとしたところ、信号停止中の車を縫って車線横断しようとした車と激突した形となります。
丁度減速していたこともあり、大事には至らなかったものの、急ブレーキがぎりぎり間に合わず衝突してしまった形となります。
こちら側のボンネットと、相手方の左側ドアがぶつかった感じですね。
事故後は、双方の連絡先交換、警察をよんで事故証明を作成、と言った感じとなります。
その後の交渉
事故後はとりあえず、当方の任意保険のコルセンに連絡。相手方の損保会社からも連絡があり、交渉開始。
やっぱり一番気になるのは過失割合だったので、交渉前から事故判例調べたりしていたのですが、相手方から提示された過失割合は「1:9」。
調べた判例通りの過失割合が提示されて拍子抜け。てっきりここでもめるかと思ってたのですが。。。
まあ、当方の過失を0にできそうな要員もないですし、過失を0にしようとすると自分ですべての交渉を行わなければならず(保険会社が支払いの当事者とならないため、交渉に参加できない)面倒であったので「1:9」で手を打った形となります。
結局、損害金額は
- 当方 おおよそ30万円
- 先方 おおよそ15万円
となりました。1:9の過失なので、相手方の保険からは9割補填されますので、おおよそ3万円が自己負担となります。やれやれです。。。
で、ここからが本題。
上記の通り過失割合について手を打ったので、相手方の損害の1割を負担しなければなりません。つまり、1万5千円程度を支払う形となります。
通常であれば、当方の保険会社から保険金を支払われるわけですが。。。
保「ところで、先方への保険金の件ですが。。。保険をご利用されますか?」
オ「もしかしてノンフリート等級ですか?」
保「そうです。保険を利用した結果ノンフリート等級が3階級落ち、翌年以降の保険料が増額となります。今回みたいな小額の保険金支払いの場合、ご利用されないほうが結果として支払金額が少なくなることがあります」
オ「ノンフリート等級が下がると、大体どのくらい支払いが増えるのですか?」
保「3年後、同じ等級となるまでおおよそ合計2万5千円程度増額となります。」
オ「。。。マジですか。」
で、電話を受けて急いで調べたのですが、契約している保険会社、今年の4月から、事故有の場合のノンフリート等級低下による割引率が大幅に増加するようにするよう、約款を変更していたのですね。。。
自動車保険、値上げに備えを その補償は必要か :Money&Investment :コラム :マネー :日本経済新聞
どうやら、損保会社全体で改定していたみたいですね。。。
保険を使うよりも、使わないほうがお得という微妙な状況になったわけですが、仕方ありません。
相手方の保険料支払金から、当方の支払金を過失相殺する形で和解。
結果、4万5千円ほど負担することとなりました。
全く、事故なんて起こすもんじゃあないですね。。。
まとめ
まあ、結果として和解交渉が完了し、厄介な事案から開放されたわけですが。。。
今回の事故では、ノンフリート等級制度の改定という表から見えない「保険料の値上げ」を食らった形となりました。
おんなじような感じで、保険請求を諦めた人って結構多いみたいですね。
3メガ損保決算はそろって最高益 自動車保険改善も2月の大雪が下押し - MSN産経ニュース
これって、保険が保険との機能を微妙にはたして無い訳で。。。
う~ん、まあ約款としてきちんと提示されているわけだし、不払いってわけじゃあないですが、気持ち的には微妙な感じです。
まあ、交渉を行ってもらった交渉料金として考える感じですかね。
交通事故なだけに、相手方賠償金を自己負担ってことで。
オマケ
和解してから気づいたのですが、修理の際にかかった交通費も請求できるみたいでした。。。失敗。。
タクシー代請求しておけばよかった。。。
以上