子供の急増に対する雑感
教室足りず学芸会できない…豊洲の小学校超満員 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
少子化時代に新設校とは景気がいい話ですね。
で、他にも似たような例があるのでは、と思いググってみたところ、いくつかありました。
■新設小学校
新設された理由
幾つか例を上げましたが、新設校を開設した理由を見ますと
- 児童数の増加による新設
- 児童数減少による学校統合による新設
に分類できます。
さて、子供が増加した地区ですが、ざっと見た感じ自然増と言うよりかは社会増が中心となって増加している模様。
住宅地が再開発される → 若い夫婦が引っ越してくる → 子供が生まれる → 児童数増加 みたいな感じです。
つまり、子供が増加した理由は、出生によるものというよりか、移動によるものといった側面が強いです。
予想される未来
ということは、今後の子供の数もだいたい予想できます。
出生率から、大体子供の人数は1~2人といった形になると想定されます。
で、兄弟姉妹の年齢差は大体2~3歳程度と考えられます。
集中的に宅地開発された場合、入居者はほぼ同一時期に入居すると想定されます。この中には、まだ子供を産んでいない夫婦も存在するとの想定です。
小学校を新設するほどの人数が増えたとなると、6~12歳の子供がピークとなっていると想定できます。
上記の状況をざっくりシミュレーションすると以下の様なイメージとなる想定です
小学校新設時の年齢を基準として、在学生と兄弟姉妹と新規出生数より未入学児にて子供の数のピークが来る想定です。その後、一旦移住者がひと通り出産が終わり、出生数は減少すると想定されます。(マイナスは未出生児)
ということは、どうなるか。
おそらく、新設した小学校も、新設後10年後には周辺地区の追加・再開発が行われない限りゆくゆくは児童減となり、最悪周辺校と統合となるおそれがあると予想できます。
子供のための学校になりうるか
子供が爆発的に増えてきた地区では、小学校の新設は避けられないのかもしれません。
しかし、せっかく設立しても将来的に存続できなければ、税金の無駄と批判されたりするかもしれません。
近隣校との統合となったりしたら、母校を失う人も出てくるでしょう。
結局のところ、一時的なピーク時の公共機関をどのように対応するかという問題になるかと思いますが。。。
例えば、人口動勢に合わせて小学校→中学校→高校と使用できる学校など、公共施設を汎化して、一時的なピークでも耐えうるような公共施設の設計が必要な気がします。
※まあ、具体的なアイデアがないんですけどね。
以上
*1:http://www.city.fukuoka.lg.jp/kyoiku-iinkai/gakkokeikaku/shisei/ito-tuugaku.html
*2:http://www.city.tsukubamirai.lg.jp/sec/gakkou/youkoudai_syougakkou.htm
*3:http://www.city.nisshin.lg.jp/kyouiku/008295.html
*4:http://www.city.wako.lg.jp/home/busho/gakkoukensetujunbishitu/_13081.html
*5:http://www.nishi.or.jp/contents/00025952000300027.html
*6:http://www.city.matsudo.chiba.jp/kyouiku/toukei_shiryou/sesaku/sinsetsushougakkou.html
*7:http://www.city.kawasaki.jp/880/page/0000051645.html
*8:http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/gakku/kadaikibo/index2.html