とりあえず年末恒例の節税対策3万円ほど行ってみた
オッサンは毎年11月末から12月末になると、一種の節税対策として税金を特産品に交換するべく、ふるさと納税を行ってます。
今年も例年通り、節税対策を行ってみたので、せっかくなのでまとめてみました。
ふるさと納税
最近広まった感のあるふるさと納税。地方公共団体に寄付を行うと、寄付金控除が受けられるという制度です。
現在は2000円を超過する一定の金額までの税金が全額税額控除される仕組みです。
※詳しくは総務省のページまで
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/080430_2_kojin.html
寄付金控除では、年収毎に大体下記の概算金額まで控除可能です。
年収300万円 → 上限大体8,000円まで
年収400万円 → 上限大体16,000円まで
年収500万円 → 上限大体24,000円まで
年収700万円 → 上限大体44,000円まで
年収1000万円 → 上限大体85,000円まで
ふるさと納税のメリット
ふるさと納税を行うと嬉しいのは、一部自治体にて何より地方の特産品がもらえることです。
米や肉、水産物、野菜、変わりどころではカップラーメンなど、様々な特産品を寄付金額に応じてもらうことが出来たりします。
※参考
http://koukin.yahoo.co.jp/furusato-nouzei/
特産品を送ったら寄付の効果がないのでは?と思われる方もいるかもしれませんけど、特産金は寄付金の概ね半額程度の商品に設定されており、地方の特産品を知ってもらうことで引き続きの購入に繋げられるようにするPR効果も狙っているということもあるようです。
なので、特産品狙いでも自治体にとってメリットが有るとのことでした。
ふるさと納税の活用法
ふるさと納税を行うと、前述の通り、寄附金控除と合わせると、2000円の控除を残した還付金+特産品がもらえるということです。
節税としての基本戦略は以下のとおり
- 狙い所は、必需品かつ周囲で価格がなるたけ高いもの。オッサンの場合は米を狙ってます。
- 特産品をもらえる最低額が大体の自治体にて設定されていますので、寄付金額に対する特産品の価値を最大にするため、最低額を寄付いたします。
- 寄付金控除の上限前後まで分散して寄付を行う。例えば、控除金額上限が44,000円ならば、1万円の寄付を4箇所、5千円の寄付を1箇所に行ったりします。ただし、他の寄付金(東日本大震災義援金など)とも合算されるので注意。
です。
さて、カンタンにシミュレーションしてみます。
年収800万円相当の人が、以下の様に寄付を行ったとします。
- 地方都市A 寄付金10,000円 米10kg
- 地方都市B 寄付金10,000円 米10kg
- 地方都市C 寄付金10,000円 米10kg
- 地方都市E 寄付金10,000円 米10kg
- 地方都市F 寄付金20,000円 米25kg
さて、合算すると以下のとおり
寄付金額 60,000円
特産品概算額 米65kg = 3,2500円 (米10kg5千円換算)
還付金 58,000円
↓
節税額 32,500 + 58,000 - 60,000 = 30,500円
上記シミュレーションでは、米という物資の形で3万円程度の節税に成功した、というわけです。
まあ、こんな感じで自身の控除額ギリギリまでふるさと納税をやってます。
ふるさと納税のデメリット
じゃあ、メリットばかりみたいなふるさと納税ですが、反面デメリットも有ります。
- 寄付金控除のためには確定申告が必要。
- 自分の所属する自治体にとっては税収減となるため、多数の寄付が行われた場合は公共サービスの低下につながるおそれがある。
- 寄付のタイミングによっては、当年の確定申告までに申請に必要な領収書が届かないおそれがある
など。
いずれも気にしておきたい感じかと。
メリット、デメリットについて複数ありますので、個々人の状況により何を優先するか、考えれれば良いかなと思います。
オッサンの節税状況
今年はとりあえず3万円ほどふるさと納税に寄付して節税しました。
大体1万5千円程度の節税が見込まれます。
特産品は、子供らに食べさせるために全部米ですけど。。。
フィリピン台風義援金なども行っているため、上限額ギリギリまでは寄付できませんけど、他にも寄付する予定です。
ま、毎年のささやかな楽しみとしてきっちり、節税させていただきましょ。
※ちなみに、周囲の人に広めているんですけど、中々実践されないんですよねえ。やっぱり確定申告は面倒だよなあ。
以上
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