NISAクロスなら、どんな人にもオススメ出来ました。
証券優遇税制終了前のクロス取引は、将来資産が2.25倍以上にはならないと考える人だけがやるもの - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)
なるほど。。。面白いですね。
とここで、ふと、NISAの効果を反映したらどうなるのかな?と思い、
年末売り、年始NISA買を想定した状況を計算シミュレーションしてみました。
定義/前提:
比較がわかりやすいように元記事と同じ。
ただし、クロス取引したあと、NISAで同じ銘柄を買い直すと想定します。
つまり、年末に売却した銘柄を同一価格で2014年初に購入し直すとの
想定です。
クロス取引した場合
クロス取引後の資産をbとすると b={a*(x-1)*0.9+a} ・・・式1 ※元記事と同じ
将来の売却後税引き残高は b*y・・・式2'
将来の売却後税引残高は NISAで購入した場合非課税となります。
つまり、単純にクロス後の上昇率がかけられた形となります。
クロス取引しない場合
将来の売却後税引き残高は a*(x*y-1)*0.8+a・・・式3
上記をもとに、節税効果を計算します。
式2 ー 式3 > 0 を満たす場合に節税効果ありと判断できます。
式を代入すると。。。
式2 ー 式3
= b*y - {a*(x*y-1)*0.8+a}
= 0.1*a*x*y + 0.1*a*y - 0.2*a > 0
よって、 y > 2 / (x + 1) ・・・ 式4
元記事と違って、XとYの関係式が導出できました。
これはつまり、現在の利益率と将来の利益率で損益関係が決定することを意味します。
さて、上記関数をグラフでプロットしてみましょう。
青字の領域が y>2/(x+1)が有効となる領域です。
また、今回は前提としてx>1、x*y>1がありますので、それもプロットします。
結果、得られた関係は以下のとおりです。
青が式4 、 赤がx>1、 緑がx*y>1を表します。
すべての式が有効な領域が、節税効果ありとなります。
上記グラフで、全ての値が重なった領域です。
上記を見ていただけると明らかですが、y>1となる範囲では、全ての領域で
有効となるんですね。
つまり、来年以降、ちょっとでも値上がりすると想定できるのであれば、
NISAクロスは確実に有効となります。
と、色々式を書いてみましたが、結局NISA買いならば、非課税となるわけなので当然なんですよね。。。
まあ、回り道しましたが、今年利益が出ている人で100万円まで資産については
NISAクロスがオススメです。
以上